ハルシオンのMTGブログ

MTGシングルカード通販ショップ「ハルシオン」のブログです。 http://mtg-halcyon.com/

タグ:払拭の光

どうも、J也です。

ゲームデーも終わり、そろそろ周囲のメタも固まってきたところでしょうか。

最近では赤白ミッドレンジが強いだとか、緑信心が赤青タッチしてコンボ決めたりとか、色々なデッキがどんどん台頭してきてますね。これだけアーキタイプが沢山あれば、ネタデッキがそこに混じっても違和感が無いかもしれません。いや、そんな訳無いか。

さて、それでは今回のデッキ紹介に入りましょう。

今回スポットライトを当てるのはこちら!精神振りですjp_ahsi99l5sa

中略のようなXカウンターに、赤定番のX火力を足しただけと言うと実に分かりやすいカード。

ですが、実際に使うと絶妙に難しい。火力部分を重視して思いっきりマナをつぎ込むと、全マナタップの隙に別のカードを使われてしまう。でも他のカウンターを構えながらだと火力が落ちる。相手の状況や自分の手札を良く考えながら動かないといけないのが大変です。

ちなみに、カウンター部分のマナを払われても火力部分のダメージは通るのは重要なポイントだと思います。精神振り自体をカウンターされなければ、最後の一押しにぴったり。

しかし、この精神振り、最後の一押しには使えたとしても流石にこれ一枚で20点は削れません。

そこで白羽の矢が立ったのがこのカード。

跳ね返す掌jp_gidomt1jmr

相手の攻撃をそのままそっくり跳ね返す、ジェスカイ感あふれる必殺技です。ジェスカイトークンのような横に並ぶ相手にはそれほど効きませんが、サイなんかのパワーが高いクリーチャーに対しては悪くない。対象にとってないので、呪禁やプロテクションに対しても強い。青白英雄的に対してはこれ数枚もってるだけで勝ちまであります。

ということで、今回のメインはこの二枚。デッキのコンセプトは、相手が何かしてきたらダメージを与える、といった感じでしょうか。

といった感じで作ったのがこちら。


ジェスカイコントロール

土地 26

神秘の僧院 4

天啓の神殿 4

啓蒙の神殿 1

凱旋の神殿 2

シヴの浅瀬 3

戦場の火事場 1

溢れかえる岸辺 2

平地 2

島 4

山 3

クリーチャー 1

嵐の神、ケラノス 1

スペル 32

精神振り 4

跳ね返す掌 3

対立の終結 3

神々の憤怒 2

無効化 2

解消 2

蒸気占い 2

時を越えた探索 3

現実変容 1

マグマの噴流 3

稲妻の一撃 4

払拭の光 2

太陽の勇者、エルズペス 2


うし、こんな感じで解説です。

t5wxIzWhX2_JP ダメージソースは精神振りと跳ね返す掌、火力に加えてケラノスエルズペスを用意しました。どちらもクリーチャー除去として使える丸さと、対処されなければそのままゲームを終わらせる強さがあります。また、どちらも対処方法が違うというのが良いですね。英雄の破滅やクリーチャーによる攻撃で倒すエルズペスにエンチャント追放でしか対処できないケラノス。打ち消そうにもケラノスはクリーチャーで否認されないのが良いですね。また、個人的にはパーフォロスの槌ヘリオッドのような、ブロッカー兼アタッカーを大量に生み出すカードも好きなのですが、枠がなかったのでより丸い二種類を選びました。まあ、掌抜いたら全然入れれるんですけど。

カウンターは精神振り合わせて全8枚。awDDPTqBGK_JP 軽さと汎用性で軽蔑的な一撃なんかも考えましたが、ライオンやラクシャーサの死与えみたいな軽量でかつ除去しにくいカードへの対策として無効化にしました。精神振りは重いカードには効いても軽いカードにはカウンターしきれないことも多いので、対策範囲が被っている軽蔑的な一撃は諦めるしかないかな、という感じです。

ドローソースは蒸気占い2と時を越えた探索3。蒸気占いで墓地を肥やしつつ探索でサーチという流れは非常に綺麗です。フィニッシャーが少ないので確実性の低い蒸気占いは少々不安が残りますが、1マナ重いジェイスの創意やそんなに強さを感じない運命編みよりは良いかなという判断です。

全体除去は5枚。jp_mjpwadzslx エルズペスも合わせれば7枚。跳ね返す掌は相手クリーチャーの数が少ない方が効果的ということを考えて気持ち多めにとってあります。ウィニーやビート相手にはサイドから神々の憤怒を追加することもあると考えれば、何が何でも全体除去させろ、といった意気込みを感じるデッキになってます。あと、どうでも良いことなんですけどこの対立の終結ってストーリー的にはどうなんでしょうね。覇王譚の世界の各氏族の対立がどうにもならないからサルカンが過去に行ってるわけだし、覇王譚の時点ではまだ終結してないと思うんですよね。まあカードの性能には一切関係ないですが。

単体除去は難しかったのですが色々試行錯誤した結果の謎構成となっております。 jp_7vh7q93zsv稲妻の一撃マグマの噴流は赤の基本除去なのでこのくらいは入れておこう、といった感じですね。最悪本体にも撃てて非常に使い勝手が良い。ちなみに稲妻の一撃の方が多いのはライオンとあと一応カマキリ対策です。扇動者対策しかしないのであればマグマの噴流の方が占術ある分強いのですが、ライオンはちょっと除去が間に合わないだけで負けが見える危険カードですからね。危険な櫃を入れていないならなおさらケアするべきです。

払拭の光はエンチャントなのが弱いけど非常に丸いのが良い感じ。タフネス4を超えると全体除去しか対処法が無いこのデッキでは、このカードの使い方が勝敗に直結しそうです。それとほぼ同じ理由で入れたのが現実変容。除去できる範囲が広い上にインスタントなのが素晴らしいのですが、相手の場に2/2が残るのがちょっと厳しいので1枚に抑えてあります。青赤2色のコントロールだったらもっと増やさないとデカブツ対処できないで負けるのですが、白があるので今回はお試し枠といった感じですね。

最後に土地。赤青中心にタップイン土地が11枚と、流石に3色だけあって厳しい感じです。占術土地が強いのでもうちょっと入れたかったのですが、序盤のもたつきはこのデッキでは致命的。諦めてダメランにしました。また、個人的にあまり好きではないのでフェッチランドは2枚に抑えてあります。せっかく占術を12枚も入れてあるのに、フェッチを使うと不要牌がまた山札の上に来るというのが嫌というのが最大の理由ですね。探査の役に立つのが便利だというのは分かるのですが、これだけフィニッシャーの少ないデッキでは占術に頼る必要性が大きいです。


ということで解説終了。どっからどう見てもキーパーツが足を引っ張ってますが、精神振りの方はまだ使えてるからどうか許してください。本来サイドにあるべきカードを引っ張り出したのが全ての原因です。

とまあ、今回はこんな感じで。それでは、J也でした。

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どうも、J也です。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

と、今年最初の記事なので新年の挨拶から入りましたが、世間はもう新年というよりはただの一月、という感じです。新年最初の記事は紅白の神様を顕現させるデッキでも考えてみようと思っていたのですが、若干次期はずれになってしまいましたね。

しかし、これが新年一発目。ある程度は派手さが必要です。

ということで今回の主役はこちら。

彩色マンティコアLkEH61s2PF_JP

白青黒赤緑、全ての色が必要であり、そしてそれぞれの色が得意な能力が揃っているという派手派手しいクリーチャーです。

その性能ですが、5マナ4/4というサイズはともかく、ついてくるキーワード能力がえぐい。まず定番の回避能力「飛行」、攻防一体の「絆魂」「警戒」、戦闘面でも頼りになる「先制攻撃」「トランプル」。呪禁、接死、速攻、二段攻撃以外の能力ならほぼ全てを持っています。

単体でもロック鳥や解体者などの有力飛行クリーチャーを一方的に倒すことができ、更に授与で何かのクリーチャーに付いている場合は戦闘ではほぼ最強、サイや嵐息吹のドラゴンも倒せるようになり、対処範囲がぐっと広がります。

授与するのも出すのも大変なクリーチャーですが、仕事をし始めた時のその強さと派手さは折紙付きです。

さあ、それではデッキの紹介をしましょう。


五色呪禁マンティコア

土地 24

華やかな宮殿 4

砂草原の城塞 1

豊潤の神殿 2

疾病の神殿 3

神秘の神殿 3

山 2

森 9

クリーチャー 16

森の女人像 4

バサーラ塔の弓兵 4

サグのやっかいもの 4

彩色マンティコア 4

スペル 20

神々との融和 4

新緑の安息所 4

払拭の光 4

時を越えた探索 2

英雄の導師、アジャニ 2

悲哀まみれ 2

アブザンの魔除け 1

残忍な切断 1


それでは解説。

まずクリーチャーですが、マンティコアの土台として呪禁クリーチャー達を用意しました。wOwjNql1Jt_JP現環境最強の呪禁クリーチャーであるサグのやっかいものと、最軽量のバサーラ塔の弓兵の二種類です。 他の呪禁クリーチャーとしては、5マナ4/2果敢の旋風の達人と4マナ2/1で3マナ払えば呪禁を失い先制接死を得る暗殺者がいましたが、重さのわりに能力が低いため今回は見送らせていただきました。

一応、擬似呪禁としては破壊されないスリヴァーの巣主なんかもいましたが、5色揃った時点でゲームを決めに行ける構築にしたかったのでこれまた見送り。

次に、色安定の為に入れた森の女人像新緑の安息所i33qpq2vly_jp 森の女人像は安定と安心のマナクリーチャーなので即採用。安息所は3マナで擬似的に1マナを増やす「オーラ」であり、神々との融和やアジャニでサーチできるのが魅力なので採用です。他候補としては好きな基本土地を持ってこれる流浪豊潤の泉春の具象化なんかがありましたが、基本土地を全種類、しかも神々との融和で落ちることを考えると数枚ずつ入れるとなるとマナ基盤がぐちゃぐちゃになったのでこれも見送りです。見送ってばっかりだな。

ただ、危険な櫃のことを考えると基本土地サーチの方がリカバリーしやすいのだろうとは思います。そこは一長一短ですけどね。

そしてマンティコアを探すカードとして、神々との融和英雄の導師アジャニ時を越えた探索を入れています。jp_877icbxucp 融和はマナ基盤サーチにも除去を手札に持ってくる手段にもなり、アジャニは最悪マンティコア抜きでも戦える力を呪禁クリーチャーに与えてくれます。時を越えた探索は融和の後に使うことを前提としたようなカードですが、7枚から自由に選べるのは強力。

あとのカードは除去ですが、サーチ手段の存在する払拭の光はとりあえず4枚積み、苦手なアグロ対策になる悲哀まみれを2枚メインから入れてあります。他の除去として、とりあえず丸いアブザンの魔除けと嵐息吹に当たる残忍な切断を1枚ずつ入れてみました。この辺の除去の選択はメタを読んで各自で考えてみよう、といった感じですね。


ということで、今回はこんな感じです…が、今回このデッキを紹介したのには「派手だから」という理由だけではありません。

そう、冒頭では全く触れていませんでしたが今は新セットのスポイラー期間。せっかくだから新カードを紹介しつつ、それが入るようなデッキをと考えていました。

ということで、このデッキにすんなりと入る新カードの紹介です。

魂剥ぎsouls

6マナ4/4で探査持ちのデーモン。その能力は、探査のコストに使用したクリーチャーのキーワード能力をコピーするというもの!

そう、つまりはマンティコアと呪禁クリーチャーを探査コストにするだけでお手軽に最強生物が完成するというわけです。

元々このデッキには探査の種でありながらサーチも兼ねる神々との融和が積まれています。つまり無理してコンボパーツを足すまでもなくマンティコアを墓地に落とすことができるのです。最短で3ターン目に最強生物が光臨すればまず勝てる!というロマンを詰め込んだこのデッキ。なかなかに強いと思いますよ。


ということで、今回はこの辺で。

J也でした。

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どうも、最近新しいデッキの発想が浮かばなくてスランプ気味なJ也です。

色々考えてはいるのですが、強そうだなーと思うデッキはあっても、それが楽しそうなデッキかと聞かれればなんとも言えない、そんな感じです。

とは言うものの、僕の言う「楽しい」は大抵の場合変態カードを使うってことに近いので、別に普通のデッキを紹介すればいいんですけどね。

ということで、今回はまともに紹介します。

英雄の導師、アジャニBdUSCjHJlz_JP

そこそこ高めの初期忠誠度4に、クリーチャーで盤面を固める2つの+1能力、そして皆大好きゲイン1 00ライフ。タイトルの100点のカードってのも当然、点数が100点満点とかいう意味ではなく、100点回復できるカードって意味です。

最後の能力だけ軸がずれっずれですが、上二つの能力はどちらも使いやすいです。特にM14のアジャニと違い、クリーチャーがいなくても仕事があるのは偉いです。緑白の得意な、クリーチャーによるサイズの暴力を二方面から構築しにかかることができます

また、一番上の能力は谷に対して起動するだけで終わるゲームも有りますし、二番目の能力はプレインズウォーカーも持ってこれるので、ビートだけでなくプレインズウォーカーコントロールなんかでも採用できそうな良カードです。

一応オーラを持ってこれることを考えて呪禁オーラに突っ込むbEcH8lQxu5_JPなんてのも考えられますが、そこはライダーキックこと狩人の勇気との選択でしょうね。置けば堅実なアドバンテージのアジャニか、決まれば大量ドローの狩人の勇気か。はたまたどっちも採用なんてのも有りかもしれません。

とまあこのように、緑白のデッキの幅を大きく広げたカードだとは思うのですが、今回は次のようなデッキで使ってみたいと思います。

緑白ミッドレンジ

土地 25

豊潤の神殿 4

寺院の庭 4

変わり谷 3

セレズニアのギルド門 2

森 10

平地 2

クリーチャー 22

森の女人像 4

クルフィックスの狩猟者 4

世界を食らうもの、ポルクラノス 4

漁る軟泥 3

羊毛鬣のライオン 4

加護のサテュロス 2

狩猟の神、ナイレア 1

スペル 13

セレズニアの魔除け 4

払拭の光 4

英雄の導師、アジャニ 3

太陽の勇者、エルズペス 2


それではちょっと解説を。

このデッキの方針としては、2マナの優良カードで盤面を作りつつ土地を伸ばし、ポルクラノス、アジャニ、ぺスで最後攻め立てて終わり、という感じです。

アジャニもそうなのですが、それよりも払拭の光の収録のおIFNqbcqrHT_JPかげで組めるようになったデッキタイプ ではないかと思います。

カード個別の説明としては、まず女人像とクルフィックスは中盤以降強力なカードに確実にアクセスできるようにするためのカードで、方針にぴったりなので文句なしの採用。

それらのマナサポートによるマナフラッドにも対応できる2マナ圏として、漁る軟泥とライオンをチョイス。ライオンの枠は復活の声とかロクソドンの強打者とかでも良かったのですが、怪物化したライオンにアGe4LjlHYvd9_JP_LRジャニでカウンター乗せまくる動きが割りと現実的かつ強そうなのでライオンを採用しました。一枚のカードパワーは若干弱いので、ここは好みに近いと思います。加護のサテュロスも同様ですね。マナフラに対応できるクリーチャーで、普通に3マナ域として出してもそこそこだけどパワーはそこまで高くないという。

セレズニアの魔除けは何にしろ使い道はあるので4枚、同じく払拭の光もそう簡単に腐らないので4枚です。これらのおかげで、冒涜の悪魔一体に詰む、ということが限りなく少なくなったのではないでしょうか。

B6XkHKO471M_JP_LRしてフィニッシュ枠としてポルクラノスとぺス。お互いちょっとした除去としても働ける のがえらいです。相手によってはサイドからぺス追加してもいいかもしれません。

肝心のアジャニは3枚。今回のデッキでは除去以外は全部がサーチ対象なので、サーチ能力の失敗は少なそうです。カウンターを乗せる効果も谷やライオンなんかの対処しにくいクリーチャーを選べば強いので、中盤以降は腐ることの少ないカードだとは思います。けど、やっぱり重くて出してる余裕無いこともありうるので4枚は厳しいかな。そこがドムリとの違いですね。

そしてサイr9lol0KbGt_JPドの話にはるのですが、個人的にはセテッサ式戦術なんてのも面白そ うだと思います。クリーチャーをタップさせる必要があるのでただ強ではないのですが、一枚で何体か除去できる可能性をもったナイスかーどです。あと、クリーチャーによってはプロテクション白を倒すことができるのもポイント。

あと、これはそれなりにどうでも良い話なのですが、このデッキは土地と軟泥、魔除け以外全部テーロスブロックのカードというのもちょっとしたポイントです。今作っておけば、ローテーション落ちした後も普通に使えると思います。ローテーション落ちするカードも魔除け以外全部モダンで使われるものなので値段も簡単には下がらないし、今が作り時なデッキだと感じてます。


てな感じでいかがでしょうか。

特にこれといって独特なポイントのあるデッキではないですが、そこそこに戦える普通のデッキだと思います。

癖の強さも余り感じないので、作り得な感じのある緑白ミッドレンジ。是非試してみてください。


以上、J也でした。

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