どうも、J也です。

コンスピラシーもうすぐですね。そのせいで今僕の中では構築よりもドラフトの方が熱いです。皆で集まってわいわいやるのが最高です。

さて今回なのですが、ちょっといつもとは違うアプローチの仕方でカードのことを考えてみます。具体的には、今回はデッキレシピを載せません。カードの説明とアーキタイプの考察くらいです。

それで今回のテーマは僕の大好きな英雄的。特にアグロな英雄的のことを考えていきます。ちなみに今回の色づけは赤が英雄的で強いカード、青が英雄的関係なしに強いカードです。


まず、白のカードにはどんなカードがあるでしょうか。

Smj0iZBPWn_JP1マナ圏には恩寵の重装歩兵(1/2)とラゴンナ団の先駆者(0/4)。軽いのが利点ですが、ぶん回り以外では弱いのが揃ってるイメージです。

2マナ圏には密集軍の指揮者(1/1)、アクロスの空護衛(1/1飛行)、イロアスの英雄(2/2)。指揮者はスペルを撃つタイプの英雄的デッキの中核になりうるカードで、イロアスの英雄はオーラ型の英雄的デッキの中核になります。

3マナ圏はどうでしょう。天馬の乗り手(2/2飛行)、威名の英雄(2/2二段)、 テツモスの大神官(2/3)、散兵の精鋭(3/1)とありますが、構築でも強そうなのは威名の英雄とテツモスの大神官くらいでしょうか。前者はフィニッシャーで、後者はア ド稼ぎ要因といった感じです。

987QzSmB5N_JPスペルには現環境で優秀なプロテクションが2種類。英雄的としては神々の思し 召しの方が強いですが、攻撃を通すという意味では精霊への挑戦も強いです。あとはアジャニの存在も優秀ですね。除去コン相手に5枚目6枚目の思し召しになります。あとは船団の出航という英雄的を誘発しつつ数が並ぶスーパーカードがあります。

エンチャントとしては最強クラスの天上の鎧、オルゾヴァの贈り物がありますね。万戦の幻霊もかなり強いです。

次に青のカード。

7WmQB6ahy5_JPメレティスの天文学者(1/3)、戦場の秘術師(2/1)、時の賢者(2/1)、形態の職工(1/1)と、優秀な2マナクリーチャーが多数存在します。戦識の重装歩兵(2/2)も白を足す必要がありますが育てながら占術で無駄牌をはじける、充分優秀な 英雄です。2マナ2/1ダブルシンボル?そんなんいたっけ?

3マナまで伸ばせば、トリトンの財宝狩り(2/2)や波濤砕きのトリトン(1/4)、戦争翼のセイレーン(1/3飛行)なんかがありますが、構築的に強そうなのは財宝狩りくらいでしょうか。

tth5um1bl2_jpスペルには英雄的の為に存在するようなカード、見えざる糸が超優秀。カウンターが乗るタイプの英雄がいればこれ一枚でどんどん育ちます。他にもトリトンの戦術生体変化の 1マナで2体対象に取れるカードが複数存在するので、青だとスペル型の英雄的が優秀でしょうか。ちなみに生体変化は2体以上いないと撃つ事すらできませんが、英雄的でカウンターが乗ったあとにカウンターが移動できるので、コンバットトリックや除去に対する被害軽減に役立ちそうな渋いカードです。呪禁のミジウムの外皮もありますし、らせんの撤回なんかも強い。さすがはスペルの青といったところ。

エンチャントは正直不作で、タッサの試練や雲層歩みあたりがカード引けるから入るかも、というレベルです。

そして赤。

uqAdqR8OPId_JP_LRアクロスの十字軍(1/1)やサテュロスの重装歩兵(1/1)などの軽いクリーチャーと、闘技場の競技者(2/1)、アクロスの戦線砕き(2/1)などの攻撃を通すことに特化しているカードがあります。白を足せばアナックスとサイミーディ(3/2トランプル警戒)という最強クラスの英雄もありますね。

スペルもそこそこで、1マナで2体対象とれる統率の取れた突撃や奮励コストの安い眩しい炎、火力のような使い方をされるタイタンの力に除去である槌の一撃と、使いどころは難しいが軽いものが多いです。白を足せばボロスの魔除け軍部の栄光なんかもあります。

エンチャントはもっと優秀。向こう見ずな技術、モーギスの軍用犬、ドラゴンのマントルと、どれも役割は違いますが普通にメインに4枚積めるレベルのものが揃ってます。

黒はそんなに枚数はありませんが良いの揃ってます。

無題 1マナ2/1と基本スペックの高い苛まれし英雄、ついでに相手のカウンター減らせる血に狂った重装歩兵(2/1)、ハンデスのアショクの心酔者(1/3)、布告ができる運命の工作員(3/2接死)。特に苛まれし英雄と工作員はかなり優秀です。

スペルは+2/0再生のエレボスの加護とか?あんまり強くないです。

エンチャントは授与が特に優秀で、節くれの傷皮持ち悪意に満ちたよみがえりし者責め苦の伝令と、別に英雄関係なしに強いものばかり。むしろ英雄システム要らないレベル。

緑は残念英雄だらけなので割愛。スペルも巨大化、呪禁、破壊不能と揃ってはいるものの、緑ならではのものがなく残念感出てます。

エンチャントにはひるまぬ勇気がありますが、英雄的というよりは呪禁オーラのためのカードといった感じ。


それでは、各色の組み合わせについて考えましょう。

まずは赤。というより赤単。あまり英雄的を重視せず、軽いクリーチャーにアクロスの十字軍や闘技場の競技者を混ぜて全力で攻めるものがあります。

そして赤黒は英雄というより授与ビートといった感じ。入るとしたら苛まれし英雄や運命の工作員くらいでしょうが、英雄関係無しに普通に強いです。

白黒もほぼ同様。授与の強い色だからしょうがないといえばしょうがないですけどね。

青黒なんてのもありますね。形態の職工、苛まれし英雄、運命の工作員を使い、ついでにニヴメイガスの精霊なんかも利用して暗号を全力で活用。苦痛の予見者やザスリッドの屍術師なんかも使い、細かく刻んでいくデッキです。

青白ですが、ぱっと見た感じではスペル型とエンチャント型の2種類できそうですね。エンチャント型はイロアスの英雄、メレティスの天文学者を軸に万戦の幻霊や天上の鎧で大きく育ったクリーチャーでフィニッシュという感じ。メレティスの天文学者でアドバンテージをいかに稼げるかが肝になりそうです。

スペル型はある意味単純。最強のスペル、見えざる糸を使って青白のクリーチャーにカウンターを乗せまくって圧殺。ここで重要なのは、デッキの方針上一体のみが強くなりやすいということです。プロテクションや破壊不能、呪禁に打消しと守るカードが豊富で、クリーチャー二体を強化するより土地アンタップして構えたほうが良いという場面が多いためです。マナコスト軽いの多いからと土地を切り詰めているのならなおさら、といった感じです。また、このタイプではクリーチャーのほとんどが白になります。その為精霊への挑戦の評価も高めです。

最後が赤白。以前紹介したこともありますが、横に並べてアナックスサイミーディでどーん、といったデッキです。このデッキで重要なのは青白と違ってクリーチャーがそこまで育つのではないこと、アクロスの十字軍もトークンも赤いため、精霊への挑戦が万能ではない点でしょうか。横並びは単体除去の多い黒には強いのですが、色拘束の厳しさとフィニッシャーをいかに守るかというのが課題ですね。

3色以上になると、どうしても遅くなるorライフ消費が早くなるため、あまりオススメはできません。青白赤のスペル型なんかも面白そうではあるのですが、上で書いたように微妙に方針が違うので調節が難しそう、赤白黒の授与ビートなんかは多分英雄がイロアス以外抜けそう、といった感じ。

ほんとにタッチ程度で良いなら青白のエンチャント型に緑タッチしてひるまぬ勇気とセレズニアの魔除けぐらい入れてもいいかもしれませんね。他全部を試した訳ではないですが、あまり良いのは思いつきません。


てな感じで、今回はデッキレシピ無しでひたすら英雄的のことについて書き連ねてみました。

今後の反響と僕のネタのストック次第で、星座や神啓についても同じようなことをやるかもしれませんが、そのときはまたそのときでお願いします。

でhでh、J也でした。