遅ればせながら、あけましておめでとうございます!
今回はミラージュのカードについてちょっとした豆知識です。
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ミラージュは複数の印刷工場でまたがって刷られたため、
紙質等が異なっている
カードが多いようです。
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私自身ミラージュのカードは紙質などが異なるものが比較的多く見られ
検品には多大な時間を要していました。
何か原因が無いかと探していたところ、海外サイトでこの情報を発見しました。

MTGは最初、カルタ・ムンディ社のベルギー工場で製造されていたのですが、
その後、MTGがヒットし、恐らく輸送コストや時間削減のために
テキサス州ダラスに開設された同社の工場に移ったようです。

そして、ダラスの工場で刷られた最初のエキスパンションがミラージュでした。
最初ダラスで刷られたカードの品質には
・コーナーの丸みが異なる
・カードの耐水性に劣っている
等いくつか相違があり、それ以前にもベルギーミラージュは刷られていた為、
品質が異なる問題が生じたようです。

また、90年代の半ば頃にシェパード・プールマン社という会社と印刷契約を結んでいたという
情報がありました。
このあたりは2社で印刷されていたのか、一時的にシェパード・プールマン社と契約していたのか
よく分かりませんが、M:TG Archiveに下記の内容が記載されておりました。
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シェパード・プールマン・コミュニケーションズ社はインディアナ州インディアナポリスのある大規模商業印刷会社だった。
1990年代半ば、シェパード・プールマン社はウィザーズ・オブ・ザ・コースト社とマジック用カード印刷の契約を結んだ。
シェパード・プールマン社は、第4版の中国語版を印刷し、さらに米国での販売を目的としてミラージュの一部を提供した。
同社が印刷したカードが入ったボックスには「Printed in USA by Shepard Poorman Corp(=シェパード・プールマン社により米国で印刷)」と印刷されている。
シェパード・プールマン社が印刷するカードの品質は批判にさらされてきた。
そのいくつかは、カルタ・ムンディ社印刷のカードと比較した問題点を報じている。
その問題点とは
同社のカードはインクが早く色褪せる、
配色が異なる、コーナーの丸みが異なる、
粉状の物質が付着している、
匂いがきつい
等々であるが、特に新品に青色の大きな「シミ」のような誤印刷が見られることで挙げられる。
シェパード・プールマン社印刷のカードの別の大きな特徴は、カードの表と裏の間の黒い接着剤の層にある。(カルタ・ムンディ社は青い接着剤を使用している。)
黒い接着剤の層は水溶性であるため、カードの耐水性に劣っている。
報道の中には、カードは、より「薄い」ような感じがするというものもある。
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こちらに関しては更に詳しく調べて、可能であれば
画像付などで紹介できればと思っておりますので、また情報が入った際は投稿しますね。


追記

既に大分話題になっていますが、最近北米で発見されたフェイクについて
こちらでも情報をシェアします。(画像をクリック頂くと拡大されます。)

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どちらも上のカードがフェイクです。
見分けやすい所としては、「TM」や「C」の記号が妙にくっきりしていしたり、
文字間が離れすぎている等の部分になると思います。

こちらについてはBIGMAGIC様の記事でも紹介されておりますが、
海外フォーラムの情報によると、印刷サービスを提供している中国の会社は
警察から注意を受けたとのことで、MTGの印刷は既に停止したようです。
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とりあえず今後量産されることは無くなったようで一安心。
発見して情報を拡散してくれた方に感謝ですね。

主にアメリカのユーザーに向けて販売されていたようなので、
今現在は国内に出回っている可能性は低いかもしれませんが、
今後、国内に入ってきてしまうことも無いとはいえないので十分に気をつけましょう!